危険な小説

長距離通勤の唯一いいところは本が読めること。毎朝、平塚から横浜までの30分を読書に充てています。ノンフィクション派の僕ですが、最近は小説も読むようになりました。

先日、遠藤周作の「深い河」を読み始めたら、冒頭からマズい展開。奥さんを癌で失くす男の話。自分がその立場だったらと想像して、涙が止まらなくなりました。

朝の満員電車でボロボロ涙を流す中年男。奇異に映ったでしょうね。前に立つ人が、少し後ずさりしたのは気のせいでしょうか。

電車の中で読む小説の選択は、配慮が必要なようです。泣けるものだけでなく、笑えるものも危険ですね。

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この週末、わが街では「第67回湘南ひらつか七夕まつり」が開催されました。「街が混みださないうちに」と朝10時過ぎに食材の買い物に出かけたら、すでにかなりの人出。こんな日は、家で静かに本を読んで過ごすのが正解ですね。自宅ならどんなに泣いても大丈夫ですし。




この記事へのコメント

  • 監督

    本、長いこと買ってません、読んでません。
    私に取っては睡眠誘発剤みたいなもんですので。^^;
    2017年07月10日 10:54
  • アヒル

    小説ではありませんが、江藤 淳氏の「妻と私」も泣きました。これを書かれた後に自ら命を絶たれたことを考えると、尚更胸に迫るものがあります。
    電車の中では軽く読める本が一番ですね。面白い本も、夢中になって乗り過ごすことがあるので、別の意味で危険です^_^;
    2017年07月10日 14:04
  • びわ子

    江藤淳さんはあの方の美学として、自死というより、殉死を選ばれたというより感じがしてます。「深い河」も感動的でした。
    でもどちらも通勤電車内で読む本としてチョイスできないと思います。朝から心が揺さぶられて極めて危険ですよね(-.-;)
    私はたいていエッセイにしてます。どこでもやめられます(笑)
    2017年07月10日 17:45
  • ヴィーノ

    >監督さん
    「睡眠誘発剤」ですか(笑)。僕もちょっと難しい本だと、隣町の茅ヶ崎で眠くなります。
    2017年07月10日 19:33
  • ヴィーノ

    >アヒルさん
    そうですねぇ。軽く読める本がいいですね。江藤淳氏同様、奥さんに先立たれた城山三郎氏の「そうか、もう君はいないのか」を読んで、涙が出て困った経験があります。そう考えると、電車に適した本ってけっこう偏りますね。難しすぎると寝ちゃいますしね。
    2017年07月10日 19:41
  • ヴィーノ

    >びわ子さん
    さすがびわ子さん。「妻と私」も「深い河」も既読でしたか。たしかに一篇が短いエッセイはいいですね。たわいない日常の戯言を書いたようなもの・・・ やっぱり電車で読む本のセレクトは、難しいところがありますね。
    2017年07月10日 19:48
  • レディバード

    なつかしい小説です。昔、狐狸庵先生ブームがありまして夢中で読んだ記憶があります。ゆるーいエッセイ集からかたい文学と器用な作家でしたよね。
    2017年07月10日 21:52
  • ヴィーノ

    >レディバードさん
    レディバードさんも既読でしたか!実は僕はこれが初めての遠藤周作で、エッセイも読んだことがないんです。恥ずかしながら・・・ これをきっかけに少し読んでみようと思っています。
    2017年07月10日 22:31
  • かおりん

    泣いている人と笑っている人と、どちらが危険度が上なのだろう(笑)
    恥ずかしながら、本を読むことが最近少なくなったことに気づきました。与えられて読む活字よりも、求めて読む活字の方が圧倒的に魅力的ですよね。今週末は、本屋に足を運ぶことにします。
    2017年07月11日 12:33
  • ヴィーノ

    >かおりんさん
    どっちにも近づきたくないですね(笑)。本を読む時間を作るのは、なかなか難しいですよね。その点だけ見ると、長時間の通勤も価値ありですよね。もちろん以前の自転車通勤のほうがずっといいですけどね。
    2017年07月11日 22:29