日本人のいいトコロ/ジョアンジルベルト Live in Tokyo

歳をとったせいか、昨今の日本人の行動は、この国の将来が不安になることばかり。児童虐待、韓国批判、「日本スゴイ」の偏った報道などなど・・・ 謙虚で内省的な日本人の美徳はどこへ行ってしまったんだろう。

でもジョアンジルベルトの逝去後に単品発売された「ジョアンジルベルト Live in Tokyo」を見て、少しだけホッとしました(?)。

P9080056.jpg


P9080058.jpg


ジョアンジルベルトが2003年に「奇跡の来日」を果たし、そのライブを見に行ったことは既報のとおり。彼はこの来日を通じて日本が気に入って、翌年、翌々年も日本ツアーを行いました。

ジョアンジルベルトは、コンサートに来た日本の聴衆に胸を打たれたそうです。

クラシックギター1本だけの伴奏。か細い声で淡々と歌い続けるジョアンジルベルトのコンサートは、大ファンである僕が見てもちょっと退屈です。わずかなライティングを除けば、ステージには何の工夫もありません。

しかもこの一風変わった音楽家は、1時間近く遅れて会場に到着し、コンサート中に時々フリーズします。僕らが見たときも、胸に手を当てて20分もうなだれているので急病かと思いましたが、後から聞くと、感無量の思いを噛みしめていたのだとか。

そんなジョアンを日本の聴衆は敬意を持って受け入れ、熱心に音楽に耳を傾けました。演奏が始まれば水を打ったように静まり返り、終われば温かく盛大な拍手を送る。このディスクには、ジョアンの素晴らしい演奏(いやぁ本当に素晴らしいです)とともに、彼を感激させた聴衆の姿も映っています。(トレーラーは演奏だけですけどね)

海外のことはよくわかりませんが、こういう態度はとても日本人的なんだろうなぁと想像します。見方によっては奇妙に映るかもしれない。でも僕は、「謙虚で内省的」な、日本人のイイところが現われていると思う。



あれ、ちょっと待てよ。このブルーレイは発売直後だけど、撮影されたのは2006年。ってことは13年も前の映像。もしかしてこの日本人の態度はすでに過去のもの?




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント