龍安寺―3,000日間京都一周

学生時代、つまり今から30年前。僕はカノジョと一緒に龍安寺を訪ねました。静謐な枯山水の庭をふたりで眺め、日本庭園の美しさについて語り合ったのを覚えています・・・ というのはウソ。まったく記憶にないんです。ここに来たことは確かなのですが。当時のカノジョ=今の奥さんもよく覚えていない。まぁ30年も前ですからねぇ。

そんなこともあって、今回のプロジェクトで真っ先に訪れたのは龍安寺。作者も作庭時期も不明。でも日本人なら誰でも知っている石庭で名高い寺。ここは朝8時から拝観できるので、早起きして訪ねるのにうってつけです。

睡蓮が咲き乱れる鏡容池を左手に見ながら、足早に石庭をめざします。早く見たくて気がせいてしまう。寺務所で靴を脱いで方丈に向かうと、そこに石庭がありました。

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早起きしたおかげで拝観者は多くありません。学生も大人も静かに庭を眺めています。何かを表しているであろう石は、どれほど見つめても何にも見えず、優れた抽象画のよう。完璧に整えられた庭は一部の隙もありません。

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方丈の芭蕉図も素晴らしかった。実はこの記事を書くために検索してはじめて知ったのですが、この襖絵は廃仏毀釈による寺の衰退で、1895(明治28)年に他の寺院へ売却されたものだそう。それが紆余曲折を経て昨年買い戻され、123年ぶりに龍安寺に戻ったのだそうです。公開は6月10日で終了。僕は知らずにそれを見ていたのでした。何たる幸運。

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しばらく石庭と芭蕉図を眺めたあと、パゴダや納骨堂を見て、鏡容池をぐるりと回って山門へ。朝の静かな龍安寺は僕の心を豊かにしてくれました。

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でもやはり、30年前を思い出す手がかりには出会えませんでした。龍安寺じゃなくて、別の枯山水だったのかなぁ。


<3,000日間京都一周プロジェクト>

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この記事へのコメント

  • 監督

    良いですねぇ、心が洗われるようで。
    ええ、けっこう濁ってるんで、私。^^;
    30年前の記憶なんか下手にしゃべってはいけません。
    相手が違う場合もあります故。^^;
    2019年07月24日 12:34
  • ヴィーノ

    >監督さん
    あれ?心のきれいな方だと思っていましたが・・・(^_^)a
    そうか。もしかしたら違う女性ときたのかなぁ。なんて。監督さんと違って、そんな恐れはございませーん(笑)。
    2019年07月24日 19:30