ゼンマイ好きの謎(後編)

最近のメインウォッチは、畑仕事を考慮してハミルトン・カーキ。
昨日の写真のセイコーよりも安価だったと思う。
つまり、高価な機械式が好き、というワケではないようです。

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ボクが偏愛するジャガールクルトのレベルソにも、
キャリバー608というクォーツ・ムーブメントを搭載したモデルがあった。
外見は機械式もクォーツもまったく同じ。
けれど、ボクの偏愛の対象はあくまでも機械式のほう。
ほんと、何故なんだろう・・・ 

「なかでも、機械式時計の大きな魅力は、
 それがほんとうに多くの人の手に触れてやっとそこにあり、
 つねにその温もりをたたえている点にあります。
 (中略)
 機械式時計は冷たく固いものですが、
 それは身につけられると温かみ、しっとりと手になじんで、
 ともに時を刻むよき友人となります。
 機械式時計はそういった優しさにあふれています。」
(本間誠二監修、「機械式時計解体新書」、2003年)

この説明は理解できるけれど、
ボクは時計に対してそんなにロマンチックではないと思うなぁ。

「では、なぜ、機械式時計のファンはクォーツが嫌いなのでしょう。
 スイスの時計関係者からよく聞くのは、『気味が悪い』、
 はては『死んでいる』という意見です。
 気味が悪いというのは、自分が命令してもいないのに動くものへの
 反発とでも言えばいいのでしょうか。
 電池で動き、しかもスウィッチもない腕時計は、
 勝手に動く不気味な『異物』なのだそうです。」
(並木浩一、腕時計一生もの、2002年)

う~む。
わからないでもないけれど、ちょっと大げさじゃないかなぁ・・・

古いものへの郷愁、ムーブメントの美しさ、
チッチッチという小気味のよい音・・・

どれも当てはまるけれど、どれも決定的な理由ではない。

というわけで、やっぱり堂々巡り。
いつまでたっても自分を納得させる答えが出ません。

つまりボクは、たいした理由もなく機械式時計が好きらしい。

それは、宮崎あおいよりも蒼井優のほうが好きだ、
というような、とるに足らないことなのかもしれないな。

あ、いや、その2人なら、どちらも好きですけどね・・・